仕事とモチベーションの関係
仕事の品質や出来不出来はモチベーションに大きく影響されるものである。たとえ同じ成果を出したとしても、その品質は取り組む姿勢によって大きく異なるものだ。提出するレポートやお客さんとの接客など、マニュアルがあっても品質は異なる。また不具合やミスの発生を防ぐことができるか否かもやる気に大きく影響されている。前向きに取り組む姿勢があれば、細かな点にも注意が働くものである。あるいは想定される事態というものをどれほど想像できるかも、このモチベーションに大きく影響される。つまりその時のやる気によって、仕事というものは目に見えない部分で大きな影響を受けていることが分かる。ではどのようにすればモチベーションを高く維持できるのかという話になるが、これが実に難しい問題だ。人は自分の感情などを、そう簡単にはコントロールすることができないからである。つまり仕事を感情からいかに切り離すかを課題として考えることが必要だ。そのために考える必要があるのは、矛盾するようではあるが次の工程へ引き継ぐ相手の気持ちである。業務というものは必ず、人から人へと何かを渡して成り立つものである。そしてそれを引き継ぐ相手のことを考えれば、より良い状態で渡そうという気持ちが生まれるものだ。つまりそれがプロ意識と呼ばれるものであるが、相手のことを考えれば自ずと品質を高めておこうという心理が働くことになる。ミスや不具合につながるリスクは排除しようともするわけだ。